笑えない日は、「つくり笑い」でも
- 16 時間前
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介護をしていると、気づけば一日中気が張っていて、自分の表情にまで気を配る余裕なんてない、そんな日も多いですよね。「最近、ちゃんと笑っていないかも」そんなふうに感じることはありませんか。
笑いは、コミュニケーションを豊かにするとよく言われますが、介護の場面では、それ以上に表情ひとつで関係性がやわらぐこともあるように感じています。

私自身、施設の見学対応をしていたとき、ご家族から「良い施設の見分け方」を聞かれることがよくありました。そのときお伝えしていたのは、設備やサービス内容だけでなく、
「そこにいる方々の表情を見てみてください」ということです。
どこか緊張感が強く、会話も少ない場所より、ふと和らぐような空気や、自然な表情が見える場所のほうが、安心できると感じる方が多いように思います。
これはご家庭での介護でも同じかもしれません。とはいえ、
「おもしろくもないのに笑えない」
「しんどいのに笑う余裕なんてない」
そう感じるのは、とても自然なことです。だからこそ、無理に楽しくなろうとしなくても大丈夫です。

たとえば、何もないときに、
鏡の前でほんの少しだけ口角を上げてみる。
ほんの少しだけ目元をゆるめてみる。
「アハハ!」と声を出して笑ってみる。
そんな小さなことを繰り返すうちに、「つくり笑い」が少しずつ自然にできるようになっていきます。そうすると、不思議と表情もやわらぎ、相手との空気もほんの少し変わっていきます。「つくり笑い」でも、脳は“笑った”と感じ、血流が本当に笑った時と近いくらい流れると言われています。
笑いひとつで、すべてが解決するわけではありませんが、関係性を保つためのひとつのきっかけにはなるのではないかと思っています。
笑顔は、余裕があるときだけのものではなく、余裕がないときにこそ、自分を少しだけゆるめるきっかけになることがあります。最初はぎこちなくても大丈夫です。
「つくり笑い」からでも、少し気持ちが軽くなるかもしれません。






















