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キャラクターのハートん

寝ない母との奮闘日記

  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

【ペンネーム/フォレストウッズ】さんからの投稿です。

働きながらの介護は、想像以上に心と体に負担がかかるもの。そんな日々の中で揺れ動く感情や、ふとした瞬間の気づきなど、リアルな出来事と心の動きが綴られています。同じような立場の方に共感いただける内容です。



4月6日 母が退院した。

自宅 → 仕事 → 実家の日々が始まる。帰宅してすぐトイレに向かうものの、うまく回れずオムツで対応。入院前と同じつもりで動こうとする母は転倒する。夜になると病院と勘違いし、「トイレに行きたい」「喉が渇いた」と何度も呼ぶ。説明すると安心してすぐ眠る姿に、ほっとする気持ちと、明日も仕事なのにそこから眠れない自分へのやるせなさが入り混じる。

 

5月11日 退院から1か月。

買い物

夜中に「オムツにできない」「喉がガラガラ」と繰り返す母に、ついイラっとする。疲れが体にも心にも溜まっていく。そんな私に向かって母は「あなたが来てくれて助かる」「産んでよかった」と、まっすぐな言葉。いやいや、そんな言葉はいらない。早く寝てくれ。心の中でつぶやいた。すっかり母の日だったことを忘れていた。明日は仕事帰りに、母の好きなものを買って帰ろう。

 

5月26日 深夜、また「オムツにできない」が始まった。

無理にトイレへ座った母は戻れず、ずり落ちる。抱えてベッドに戻したけれど、腰にくる……。ついに私の中で何かが切れ、「もういいかげんにして!」と叫んでしまった。母も「もう来るな!」と言い返し、私はそのまま自宅に帰ってしまった。帰っても眠れず、胸が痛む。翌日、何も覚えていない母は「お風呂入りに来たん?」と優しく笑い、まるで子どもの頃のように私を気遣う。私は48歳だぞと思い、その瞬間、怒りでいっぱいだった自分が情けなくなった。


6月7日 ふと、私の気持ちに変化が。

私の化粧水を、日々違う場所へご丁寧に片付けてくれる。場所が一定ではない。こうなってくると、こちらも「探してやる!」と宝探しが始まる。見つけると妙にうれしい。何だか楽しめるようになった。


誕生日

6月10日 母の誕生日。

家族みんなで祝うと、いつもは忘れてしまう母も「うれしかった」と繰り返した。私の誕生日に毎年電話をくれていた母のことを思い出す。少しは親孝行できているだろうか……。今の状況は大変だけど、やはり少しでも長生きしてほしいと願わずにはいられなかった。



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