top of page
キャラクターのハートん

更年期は「我慢する時期」ではなく、「自分を大切にする時期」

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

40代・50代の女性は、仕事や子育て、親のことなど、さまざまな役割を担う機会が増える時期です。一方で、自身の体調や不調を後回しにしがちな時期でもあります。「これくらいなら大丈夫」と、体調の変化をそのままにしてしまうこともあるのではないでしょうか。


更年期の疲れ

この年代は、更年期を迎え、多くの女性にとって心身の変化を感じやすい時期と言われています。ほてりや発汗、動悸、不眠、疲れやすさ、肩こり、関節痛、頭痛、気分の落ち込みや不安など、更年期の症状は実にさまざまです。しかし、「年齢のせいだから」「みんなが我慢しているから」と、一人で抱え込んでしまう女性が少なくありません。

けれども、更年期は決して「がまんするもの」ではありません。症状によって生活や仕事に支障が出ているのであれば、それは治療やサポートを受ける理由になります。生活習慣の見直しや漢方薬、ホルモン補充療法(HRT)、必要に応じた薬物療法など、一人ひとりの状態に合わせた選択肢があります。適切な治療によって、これまで通り自分らしい毎日を取り戻せる方は少なくありません。

更年期は女性の健康を見直す絶好の機会でもあります。女性ホルモンの減少に伴い、骨粗しょう症や脂質異常症、高血圧、糖尿病、心血管疾患などのリスクは徐々に高まります。

婦人科だけでなく、乳がん・子宮頸がん・子宮体がん・大腸がんなどのがん検診、健康診断を定期的に受けることが、将来の健康を守ることにつながります。


かかりつけ医

そのためにも、気軽に体調について相談できる「かかりつけ医」(できたら更年期がわかる婦人科医)を持つことをおすすめします。体調の小さな変化を相談できる医師がいることは、大きな安心につながります。必要に応じて専門医につないでもらえることも、かかりつけ医の大切な役割です。「まだ受診するほどではない」と思う段階でも、早めに相談することがより良い健康管理につながります。

仕事や家族のこと、親のことなど、自分以外のことを優先する機会も増える時期です。家族を支えるために頑張るあまり、自分の健康を後回しにしてしまうこともあるかもしれません。しかし、自分の健康を守ることは、自分自身のためだけではありません。これからも家族や大切な人を支えていくためにも、まずは自分の身体と向き合うことが大切です。


大切な家族を支える

更年期は本人だけの問題ではありません。家族や職場、地域の理解も欠かせません。更年期の女性が急に怒りっぽくなったり、疲れて見えたり、仕事の効率が落ちたりすることがあります。それを「気合いが足りない」「年齢だから仕方ない」と片づけるのではなく、心身の変化が背景にあることを知っていただきたいと思います。

周囲の人にできることは、特別なことではありません。「最近、体調は大丈夫?」「無理をしていない?」と声をかけること、話を最後まで聞くこと、必要なときには休みやすい環境をつくること。それだけでも、更年期を迎えた女性にとって大きな支えになります。家庭では家事や介護を分担し、職場では柔軟な働き方を認め合うことが、女性の活躍を支える力になります。


人生100年時代と言われる今、更年期は人生の終盤ではなく、その後の30年、40年を健康に過ごすための大切な節目です。この時期に自分の身体と向き合い、生活を整え、必要な医療を受けることは、未来の自分への何よりの投資です。

更年期を「我慢の時代」から「健康を育てる時代」へ。女性自身が一人で抱え込まず、周囲も正しく理解し支え合う社会をつくることが、一人ひとりの幸せと、活力ある社会につながっていくのではないでしょうか。




この記事のご意見をぜひお聞かせください。

最新記事

bottom of page