ケアマネには自分のことも話してOK
- よりそいコンシェル
- 8月8日
- 読了時間: 3分
更新日:8月8日
要介護認定を受けたあと、介護保険サービスを利用するには「ケアプラン」の作成が必要です。このケアプランは、利用者や家族でも作成することが可能ですが、実際には専門知識をもつケアマネジャー(以下、ケアマネ)に依頼するのが一般的です。では、介護をするご家族として、ケアマネとどう関わればよいのでしょうか?今回は、介護がスムーズに進むための3つのポイントをご紹介します。
① ケアマネに自分自身のことも伝える

ケアマネは、地域の「居宅介護支援事業所」に所属し、介護サービスの調整やケアプラン作成を担当しています。(事業所のリストは、市役所の介護保険課や地域包括支援センターで入手可能です)初回の面談では、ご本人だけでなくできる限り自分も同席し、
・仕事は続ける予定か
・どのようなサポートができるか・できないか
・ご自身の体調や制約
といった、「介護する側の事情」も正直に共有することが大切です。ケアプランは、ご本人とご家族、双方の状況をふまえて立てることで、無理のない現実的な内容になります。
②「できること・できないこと」は遠慮なく伝える
介護にかけられる費用や、家族の関わり方、物理的な制約など、具体的な条件はできるだけ早めにケアマネに伝えましょう。「こんなこと言っていいのかな…」と遠慮しがちですが、ケアマネには守秘義務がありますので、プライベートな内容が外部に漏れる心配はありません。正確な情報を共有することで、より自分たちに合ったサービス選びや調整がしやすくなります。
③「合わないかも」と感じたら、相談してみる
ケアマネも人です。相性やコミュニケーションのとり方に違和感を覚えたら、居宅介護支援事業所に相談してみることも一つの方法です。担当を変更してもらうことは可能です。しかし、地域によってはケアマネ不足も課題となっており、変更が難しいケースもあります。だからこそ、日頃から「伝える・確認する」姿勢を意識することが大切です。

よりそいコンシェルを『もう1人の相談先』に!
ケアマネは、介護に関する専門知識と経験を持った心強い存在ですが、限られた時間と多くのご家庭を支える立場にあり、業務が過密になりがちです。そんなとき、「ちょっと聞きたい」「こんな時どうしたらいい?」といった日々の小さな悩みや不安は、私たち「よりそいコンシェル」にもお話しください。ケアマネとの橋渡しや整理のサポートも行っています。ケアマネと一緒に、そして私たちよりそいコンシェルと一緒に、介護に向き合っていきましょう。
ケアマネジャーは、介護するご家族にとっての大切なパートナーです。「こんなこと話していいのかな」と悩まず、自分の状況を率直に伝え、ケアマネとチームを組むような気持ちで付き合ってみてください。
そして、一人で抱え込みそうなときには、「よりそいコンシェル」も思い出してくださいね。あなたの“そばで支える存在”として、いつでもお話をお伺いします。