親の運転が心配!免許返納の前に考えたいこと
- よりそいコンシェル

- 5 日前
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更新日:3 日前

最近、親の運転が少し危なっかしく、心配になることはありませんか?ニュースでも高齢者による交通事故が話題になるたび、「そろそろ免許を返納してほしい」と感じる方も多いと思います。
しかし、いざ話を切り出そうとすると「どう言えば納得してくれるのか」「怒らせてしまわないか」と迷ってしまいますよね。先日開催したプレ座談会でも「高齢の親の免許返納」が話題になりました。参加者の一人が言っていたのは、
「返納後の生活を一緒に考えることが大切」という言葉。
「危ないから運転をやめて!」と一方的に伝えるのではなく、親の立場に立って、“車のない生活”をどう支えるかを一緒に考える姿勢が何よりも大切だと感じます。
📌話すときに気をつけたいポイント

NGワードに注意
❌「もう高齢なんだから」
❌「最近、運転が危ないでしょ」
❌「何かあったら迷惑だよ」
❌「いい加減にして」
❌「事故を起こしても知らないからね」
“危ない”“迷惑”などの言葉を多用すると、相手の反発を招きやすくなります。「安全に暮らしてほしいから」「これからも元気に出かけてほしいから」という前向きな言葉を意識しましょう。
鍵や免許を隠さない
本人が納得しないまま強制的に運転をできないようにするような行動は避けましょう。家族関係が悪化したり、思わぬトラブル(無免許運転など)につながる恐れもあります。納得感を持って自分で決めてもらうことが大切です。
車のない生活の不安を一緒に解消する
特に地方では車が“生活の足”になっており、返納への不安が大きい方も多いです。以下のような方法を一緒に考えてみましょう。
・免許自主返納による自治体の特典(タクシー割引・買い物割引など)を利用する
・食品や日用品の宅配・通販サービスを試してみる(最初は一緒に注文)
・家族で買い物や通院の送迎を分担する
※返納後の特典や優遇制度は自治体によって異なります。地域の窓口で確認してみましょう。
話すタイミングと場所に配慮を
忙しい時間帯(朝や食事前)は避け、リラックスした時間と場所を選びましょう。お茶を飲みながら、あるいは散歩中に自然に話題を切り出すのがおすすめです。
いきなり本題に入らない
「免許返納の話があるんだけど…」と切り出すより、「この前テレビで○○さんが免許返納したら、自治体の特典があったみたいだよ」など、軽い話題から入ると自然です。 一度で解決しようとせず、少しずつ話を重ねていきましょう。

現在、70歳以上の免許更新には講習や検査が義務化されており、自然と運転を見直す機会が増えています。焦って話を進めるよりも、制度やサポートを知ることから始めてみましょう。
また、「自分の体力の変化を感じたとき」や「家族・友人・医師に勧められたとき」に返納を考える方も多いといわれています。本人が運転に不安を感じている場合は、安全運転相談窓口やチェックリストを一緒に確認してみましょう。
親の免許返納は、「やめさせる話」ではなく、これからの生活を一緒に考える話です。
親の気持ちに寄り添いながら、次の生活ステージに安心して進めるよう、家族みんなで少しずつ話し合っていきましょう。




