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キャラクターのハートん

介護保険申請は早めの準備で安心

介護が始まるきっかけの多くは、病気や転倒などによるケガでの入院です。治療を経て自宅に戻ったり、高齢者施設に入居したりするタイミングで「介護のある生活」がスタートします。その際に欠かせないのが 介護保険の要介護認定 です。

医療では健康保険証があるからこそ、自己負担割合で診療を受けられるように、介護も介護保険被保険者証があることで、デイサービスや訪問介護サービスを自己負担(1〜3割)で利用できます。もし認定を受けていなければ、10割負担しなければなりません。

 

📌申請の流れ

認定調査

1. 親御さんがお住まいの市区町村の窓口 または 地域包括支援センターで申請

2. 認定調査(調査員が自宅/入院先に訪問)

3. 主治医による意見書の提出

4. 審査会での判定 → 約1か月で結果通知

 ※混雑状況や書類の不備で1~2か月かかることもあります。


特におすすめしたいのは、入院中の申請です。退院後は体調が安定していて介護度が軽く判定されることも多いので、入院中に認定調査を受けておくと、退院後すぐにサービスが利用できます。「助かった」というご家族の声も多く聞かれており、早めの申請が安心につながる大きな理由です。

 

📌知っておくと便利Q&A

Q. 申請は家族しかできないの?

A. いいえ。地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、入居施設のケアマネジャーなどに代行申請を依頼することも可能です。


Q. 認定が出る前にサービスを使いたい場合は?

A. 申請日にさかのぼって利用できます。ただし、結果が「非該当」だった場合は全額自己負担になるため、事前に地域包括支援センターへ相談しましょう。


Q. 「非該当」となったらもうサービスは使えない?

A.  公的な介護保険サービスは使えませんが、市区町村の「総合事業(介護予防・生活支援サービス事業)」を利用できる可能性があります。


Q.  判定に納得できない場合は?

A.  不服申立ても可能ですが、結果が出るまで数か月~半年かかります。おすすめは「区分変更申請」。更新を待たずに30日程度で再判定が受けられます。


Q.  申請時に必要なものは?

A. ・介護被保険者証(40〜64歳の方は健康保険証など)

  ・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)

  ・主治医の情報(診察券があると便利)

  ・市区町村指定の申請書(ホームページからダウンロード可能)

 

介護保険被保険者証

65歳未満の方「介護保険被保険者証」を見たことがないかもしれませんが、65歳の誕生日を迎える月の前月末に、市区町村から 介護保険被保険者証 が郵送されます。

「要介護認定を受けた人だけに交付される」と思われがちですが、実際には 全国一律で65歳以上のすべての人に交付 されます。

介護サービスを利用する際には、事業所などに見せる必要があります。どんなものか見たことないという方が多いですが、ぜひご家族の証を一度確認しておくと安心です。




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