
ハートナーが訪問させていただく際、お客様が日頃楽しんでいることや、かつて夢中になったことを伺うと、「音楽!」と答えてくださる方が多くいらっしゃいます。皆さんにも、忘れられない曲や、その曲を聴くと当時の情景が鮮やかに浮かんでくる思い出の一曲があるのではないでしょうか。
音楽の楽しみ方はさまざまです。歌や楽器、ダンスを自ら楽しむ方もいれば、コンサートや演奏会に足を運ぶのが好きな方もいらっしゃいます。また、音楽療法の分野では、音楽が感情や記憶を呼び起こし、高揚や鎮静の効果が期待できるとされています。さらに、脈拍や呼吸、血圧に影響を与える可能性のある「生理的作用」、一緒に歌ったり演奏することで協調性や一体感を生む「社会的作用」もあるといわれています。

訪問時にお話を伺う中で、音楽にまつわる素敵なエピソードを聞くこともあります。
あるお客様は、かつて社交ダンスを習っており、ラテン音楽が大好きだったそうです。当時のアルバムを見せながら、「この衣装のときはルンバを踊ったの」「タンゴのときはこのドレスだったわ」と懐かしそうに話してくださいました。中でも得意だったのはチャチャチャで、ポーズをばっちり決めてくださる姿がとても印象的でした。
また、幼い頃からお母さまがよく歌を口ずさんでいた影響で、童謡や唱歌をたくさん覚えたという方もいらっしゃいました。結婚後もラジオから流れる歌謡曲を楽しみながら家事をされていたそうで、YouTubeを見ながら一緒に歌を口ずさむこともあります。「この歌はレコード大賞をとったのよ」「家族でカラオケに行ったとき、みんなで歌ったのよ」と、たくさんの思い出の曲を教えてくださいました。

さらに、地域の「歌の会」に通われている方は、20年来のお仲間と歌を楽しんでいらっしゃいます。発表会では皆さんと衣装を考え、一緒に作られたそうです。「ステージの上から観客の顔がはっきり見えるの。家族の笑顔を見つけると、より張り切って声が出るのよ!」と、お教室までの散歩道でお話を伺いながら、私も心温まるひとときを過ごしました。
保険外サービスを利用することで、お客様が趣味を継続できたり、楽しく過ごした思い出を語ってくださることは、私たちにとっても大きな喜びです。日中お仕事をされているご家族や遠方にお住まいの方に、お客様の元気なご様子をお伝えすることで、少しでも安心していただければと思います。
音楽とともに過ごす時間が、皆さまにとっても素敵なひとときになりますように。