
よりそいコンシェルでは、「ハートナー訪問」というサービスを提供しています。この「ハートナー」という言葉を聞いて、「なにをする人だろう?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
「ハートナー訪問」は、よりそいコンシェルのサービスの一環として、ケア対象者やそのご家族が直面するさまざまな困りごと対して介護保険外のサポートを提供するものです。ビジネスケアラーから依頼を受けたコンシェルジュが、ケア対象者に必要なサポートを提案し、それを実際に実行する役割を担うのが「ハートナー」です。
「ハートナー」とは、ハート(心)とパートナー(仲間)を組み合わせた造語で、心に寄り添い、サポートを提供する信頼できるパートナーという意味が込められています。
介護保険内では対応できないような日常生活のサポートや、外出・通院の付き添いなど、ご要望に応じて柔軟にサービスを提供していますが、今回は、実際の事例を1つご紹介します!
最近、転倒によるけがでショートステイを利用されている方のご家族から「環境の変化で不安があるようなので、話し相手になってほしい」とのご相談を受けました。ご本人は社交的でデイサービスを楽しまれている方ですが、初めて施設での集団生活を送ることにご家族は「慣れない環境で、認知機能の低下が心配」として、介護保険外サービスの「ハートナー訪問」をご利用いただくことになりました。
訪問を始めた頃、施設の職員から「車椅子で過ごす時間が長く、体に負担がかかっているようです」とお話がありました。ご家族からも「状態を確認してほしい」と追加のご依頼があり、早速訪問。ご本人は少し元気がなく、足のむくみが見られました。
まずは足浴を提案し、お湯で温まりながらリラックスしていただきました。その後、身体の状態を確認し、施設の方にも状況を共有しながら対応をお願いしました。さらに、ご本人には、体調を維持するためのポイントをお伝えしました。その後もご家族からの依頼に応じてサポートを数日間継続しました。

退所後は在宅生活を支えるため、ご自宅での生活をより快適に送れるよう、ハートナー訪問を定期的にご利用いただいています。お散歩や買い物のサポートを通じて日々の楽しみをお手伝いする中で、「体調が改善し、デイサービスにも無事復帰できた」とご家族から感謝のお言葉をいただきました。
ハートナー訪問は、ご家族の負担軽減とご本人の生活の質向上をお手伝いします。介護保険では対応が難しい部分も、ぜひプロの手を借りながら、安心できる介護環境を整えることをおすすめします!